山手線 新宿駅 Yamanote Line Shinjuku Sta. |
山手線で旅をする |
いつも思うのですが新宿という街はいろいろな顔があると思うのです。 まずは都庁があり東京都の中心という顔。 これには誰も異論はないと思います。 そして銀座、渋谷と並ぶ商業地という顔。 大規模小売店の集積においては日本トップクラスではないかと思います。 駅周辺には百貨店や専門店が乱立しながらも共存できています。 その集客力を支えているのが世界一とも言われる新宿駅の乗降客数。 新宿駅を媒体に大量の人間が動いています。 そしてその人間達が夜な夜な集まる東洋一の規模とも言われる歓楽街である歌舞伎町に代表される夜の顔。 新宿という街のいろいろな顔が来る人を飽きさせません。 という事で本日は新宿駅から旅に出たいと思います。 都庁から新宿中央公園へ やっぱり都庁かと言われそうで恐縮です。 非常にベタですがまずは東京都庁をチョイスしてみました。 自分は新宿駅西口から都庁へは良く歩きました。 距離にしておよそ500mです。 往復する分にはちょうど良い運動になる距離です。 地下道は雨にも濡れず動く歩道もあり非常に便利ですがそれでは運動にはなりません。 天気も良いですし高層ビル街を見ながら地上を歩いていきましょう。 皆さんはこの都庁がある新宿副都心街はもともと何があったかご存じですか? ここには淀橋浄水場がありました。 1965年に廃止されてその機能は東村山浄水場が担っています。 改めて見てみるとかなり広大な土地だった様ですね。 さて通りを進むと右手には新宿センタービルに新宿三井ビル、三角形で同じみの新宿住友ビルもあります。 左手には工学院大学に新宿京王プラザホテル。 見上げると首が痛くなる高さです。 さて都庁に到着しました。 さてここには無料の展望台があります。 ぜひ利用してみてください。 ただこの時世ですから事前に東京都公式サイトを確認して見学ができるか否かの確認してください。 そして都庁のお隣にある新宿中央公園。 自分はこの公園にもかなり行きました。 ここにはいろいろな人達が集まります。 中でも興味深かったのが漫才の稽古をする二人でした。 プロの漫才師を目指していたのでしょう。 視線を送る自分を少し気にしながら相方に突っ込んでいたのが印象的でした。 あの時の二人はもう漫才師デビューしているのでしょうか? また役者の玉子のような方も良く見ました。 新宿中央公園は東京で成功を夢見る若者達の心の拠り所だったのかもしれないですね。 新宿駅まで戻る際には地下の動く歩道も良いかと思います。 健脚の方はそのまま歩いて行きましょう。 |
タカシマヤから開かずの踏切へ さて新宿駅の南側を東西に走る道が国道20号線(甲州街道)になります。 この道の南側に高速バスのターミナルであるバスタ新宿があります。 新宿駅のホーム上にこれだけの施設がある事に驚かされます。 南側に展望スペースのような歩行者広場があります。 タカシマヤや摩天楼のようなNTTdocomoの代々木ビルも一望できます。 夜景の人気観光スポットにもなっています。 さてそのタカシマヤ方面に南下していきます。 目指すは最近いろいろと話題になっている代々木の開かずの踏切です。 「代々木なら代々木駅から行けば良いのに」と言う意見が出てきそうですが、逆に近すぎてこのサイトの提案する旅になりませんの であしからず。 と言いましても新宿−代々木間も非常に近いです。 その距離およそ700mしかありません。 タカシマヤ、ニトリ、NTTdocomoの代々木ビルと過ぎると道が右にカーブして代々木駅前の厩道踏切にぶつかります。 山手線に総武緩行線、中央線は高架を走るのですが山手貨物線には踏切が存在します。 実はこの山手貨物線を走る電車が開かずの踏切の原因になっています。 この線路を走るのは埼京線に湘南新宿ライン。 そして2019年には神奈川県の相模鉄道がJR東日本との直通運転を始めてさらに開かずの踏切に拍車がかかる事になりました。 ラッシュ時には一時間のうちに僅か5、6分とか。 中には強引に渡る人もいて社会問題になっています。 とりあえずこの厩道踏切で踏切が開くのを待ちましょう。 さて踏切を渡ったところですぐ左折します。 再び山手線のガード下を抜けると踏み切りがあります。 こちらが二つ目の開かずの踏切である青山街道踏切です。 開かずの踏切を見学しに行くというのも少々不謹慎ですが社会の現状を知る事も大切です。 ちなみにこの踏切の立体交差化は地形的な問題もあり非常に難しい様です。 鉄道会社が利用者のために良かれと思い運行させている電車が社会問題を起こしているのは皮肉な話です。 このままこの踏切を待って明治通りを左折して新宿駅に戻るのも良いですし、代々木駅から山手線に戻るのも良いでしょう。 今日は待ち疲れたので久しぶりに新宿思い出横丁で一杯やっていきましょうか? |
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